「これから同棲を始めたいけれど、どのくらいお金を準備しておけばいいのだろう?」
大好きな人と二人で暮らす毎日を想像するだけでワクワクしますよね。
しかし、同棲開始には二人で暮らす家や家具、家電など準備することがたくさんあります。
本記事では、
・同棲を開始するために必要な費用はいくら?
・いつから同棲の準備を始めるの?1
・同棲生活にかかる費用を安くしたい!
といったお悩みにお答えします。
漠然とした不安も、具体的な金額が明確になると安心して準備を進めることができます。
ぜひ最後までご覧ください。
もくじ
同棲を開始するために必要な費用は?
同棲を始めるということは、二人で新しい生活をスタートするということです。
新しい部屋に移り住む人も多く、思ったよりお金がかかった!という経験談も多く聞きます。
それでは具体的に「どんなことに、いくら費用がかかるのか」、一つずつチェックしていきましょう。
どんな項目に費用がかかる?
同棲を始める時に必要な費用は、大きく3つの項目に分けられます。
1. 物件
2. 家具・家電
3. 引越し費用
同棲準備に必要な費用は、ずばり40~80万円程度です。
もちろん家賃や欲しい家具・家電は人それぞれですが、まずはおおまかにどれだけ費用がかかるのか把握しておくことがポイントです。
3つの項目の具体的な費用は、後ほど詳しくご紹介します。
いつから同棲費用準備をはじめる?
同棲を始めるには、まずは費用の準備が必要です。
いつから一緒に住むのかを決定し、それまでの期間でいくら貯めないといけないのか算出してみましょう。
今すぐ同棲を始めたいと思っていても、貯金がゼロでは暮らしていけません。
二人の貯金や住み始める時期を考えて、同棲費用を準備しましょう。
同棲費用準備で注意すること
同棲費用の準備で注意することは、二人の価値観をしっかり話し合っておくことです。
どんな部屋に住みたいのか、どんな家具や家電を揃えたいのか、どんな暮らしをしたいのか、お互いが「ここだけは譲れない!」というポイントは必ずあるはず。
家賃は安く抑えるけれども、家具は少し高くてもお気に入りのものを選ぶ、などメリハリをつけたお金のかけ方をしている人も多いですよ。
それでは実際に、物件探しからどの程度費用がかかるのか、確認します。
物件を借りるときにかかる費用
同棲を始めるにあたり、まず考えることは「どこに住むか」ではないでしょうか?
二人で新しく部屋を借りて、新生活をスタートする時に一体いくらかかるのか、知っておきましょう。
賃貸物件の初期費用の目安
賃貸物件を借りる時には、敷金や礼金、不動産業者への仲介手数料など初期費用が必要です。
- 敷金、礼金
- 仲介手数料
- 火災保険、鍵交換代、クリーニング代など
- 初月の家賃
家賃や地域によって変わりますが、だいたい家賃の4~5か月分をみておきましょう。
家賃10万円なら、40~50万円を準備しておきたいところです。
賃貸物件の初期費用で注意すること
見落としがちなポイントですが、初月の家賃は初期費用と一緒に支払うことが一般的です。
月中や月末に引っ越す場合は、翌月の家賃引き落としも数日後に迫っている場合も。
初月から家賃滞納!なんてことにならないように、少しでも余裕を持って貯金しておきましょう。
家具・家電を購入するときにかかる費用
二人で住む部屋が決まったら、新しく家具や家電を揃えたくなりますね。
最新の家電をチェックし始めるとあれもこれも欲しくなってしまい、いくらお金があっても足りません。
まずは、生活に必要な最低限の家具や家電だけ揃え、生活をしながら必要に応じて買い足していくのがおすすめです。
家電の購入にかかる費用の目安
必要最低限の家具・家電とそれぞれの目安をチェックしましょう。
- 冷蔵庫 10~20万円
- 洗濯機 8~15万円
- 電子レンジ 2~5万円
- 掃除機 2~3万円
- 照明器具、エアコン(賃貸の場合、部屋についている場合も)
- カーテン 2~5万円
- ベッド 5~20万円
- 寝具 2~5万円
- ダイニング家具 2~10万円
具体的に欲しいモデルが決まっている場合は、実際に値段をチェックします。
テレビや炊飯器、ソファなど、必要に応じて自分オリジナルのリストを作ってみましょう!
また、入居前にやることは下記の記事から確認するとスムーズに同棲を開始することができるので、ぜひ読んでみてください!
まずは2人が持っている家具・家電の確認から!
同棲開始するにあたり、全てを新しく購入する必要はありません。
既に一人暮らしをしているのであれば、お互いに家具や家電を持ち寄れば、必要最低限のものはカバーできるはずです。
まずは二人が持っているもので過ごし、少しずつお気に入りのアップデートしていくのも楽しいですよ。
引っ越しにかかる費用
最後に、引越しにかかる費用も確認しておきましょう。
荷物の多さももちろん、引越しを行う時期や地域間の距離に大きく左右されます。
特に、引越しシーズン(3月)は予約も込み合うのでなるべく早く見積りや申し込みをしておくことが大切です。
引っ越しにかかる費用の目安
引越しにかかる費用は、まずは見積を依頼してみましょう。
引越し見積サイトを使用すれば、簡単な情報を入力するだけで、1日以内には見積をゲットできます。
最近では、感染症の影響もあり、webカメラやスマートフォンを使って自分の部屋を映すことで、引越し会社の立ち合いなく詳細見積を行ってくれるサービスなどもあります。
「自分の部屋に立ち入られるのが嫌」「忙しくて時間が取れない」という方も、今までより気軽に利用できるようになっています。
概算であれば「(地域) 単身 引越し相場」と検索すると、おおよその費用を知ることができます。
引っ越し会社にはどのくらい前に連絡が必要?
新学期が始まる3~4月には、全国的に引越し会社に依頼が殺到します。
特に3月下旬は、1年のなかでも最も忙しい2週間と言われ、料金が通常の2倍以上になることも。
そんな時期には、どの引越し会社も早々と予約が埋まっていきます。
引越しが3~4月になりそうと思ったら、早めに部屋を決めて引越し会社に連絡がベストです。
年明けから予約が入りだすため、遅くても2か月前には予約しておきたいですね。
一方で、春先を過ぎると引越しが落ち着きますので、比較的ゆっくりと引越し会社の比較や価格の交渉ができます。
とはいえ、引越し1週間前なのに、引越し会社が決まっていない!なんてギリギリにはならないように。
荷物のパッキングもありますので、できれば1か月前には連絡しておくと余裕を持って引越しの準備を行えます。
同棲の生活費について
さて、引越しも完了し、めでたく同棲を開始できたら、早めに段ボールの荷ほどきを終えて同棲生活をエンジョイしましょう!
ただしここで「二人で暮らすってどのくらいお金が必要なのだろう?」という新たな不安が出てきたのではないでしょうか?
これから、同棲の生活費について、どのくらい費用を考えておくべきか見ていきましょう。
1ヶ月でどれくらい生活費がかかるか計算しよう!
まずは、二人で暮らすのに1か月でどれくらいの費用が必要なのかを把握します。
最初は食費など想定もつかないかもしれません。
生活費を把握するためにおすすめの方法は、最初の数か月間、家計簿をつけてみること。
どんな項目に、どのくらいかかっているのか、数か月記録することで自分たちの平均値を知ることが出来ます。
生活費は大きく分けて3つあります。
- 固定費 … 毎月(ほぼ)決まった値段かかるもの
- 変動費 … 毎月かかるが、費用が変動するもの
- 特別費 … 毎月は発生しないもの
例えば、
- 固定費 … 家賃、水道、電気、ガス、通信費、保険 など
- 変動費 … 食費、日用品、外食、趣味や娯楽 など
- 特別費 … 結婚式、旅行、家具や家電 など
といったように、生活にかかる費用を具体的に分類してみましょう。
固定費と変動費は必ず毎月必要なので、二人の合計収入を超えないようにしましょう。
家賃や光熱費といった生活に欠かせない固定費を節約するのは難しいため、できるだけ外食などを節約するように注意してみてください。
旅行や家具・家電といった、比較的大きなお金を使う予定があるのであれば、特別費として別に考えておくことも大切です。
「来年の夏に結婚式を挙げたいから、あと100万円貯金しないとね」というように、将来に向けて積極的に会話をすることで、二人で楽しみながら費用の準備ができますよ。
お互いの貯金も確認!
同棲を始めたら、結婚式や新婚旅行、住宅や車の購入のため、少しでもお金を貯めたいと思う方も少なくないでしょう。
ただし、将来のイベントを考えても、結局お金が足りない気がする、となんとなく不安に思っていませんか?
そんな不安を和らげる一つの方法は、お互いの貯金を確認することです。
同棲開始時に、お互いどのくらい貯金があるのかをオープンにすることで、金銭的余裕が心の余裕になることも。
少し余裕があるのであれば、家具や家電にお金をかけてもいいかもしれません。
ただし、相手が貯金額を開示したくない、というのであればきちんと意見を聞いてくださいね。
貯金がなくても、理想の生活に向けてこれから一緒に貯めていけばいいのです。
同棲生活をお得にスタートするポイント
「できるだけ早く同棲を開始するにはどうしたらいいの?」とお悩みの皆さん、同棲生活をお得にスタートするヒントをお伝えします。
同棲開始に必要な費用をできるだけ抑えることで、早く同棲を開始することができ、同棲開始後の生活費を抑えることで、将来に向けて確実にお金を貯めることができますよ。
賃貸物件の初期費用を抑えるポイント
まず、賃貸物件の初期費用について。
契約書にはたくさんの項目が並び、よく分からないまま不動産業者の見積のまま支払っていませんか?
初期費用を抑えるポイントとして、以下の項目はチェックしておくべきです。
・仲介手数料
仲介手数料は原則として上限は家賃の1か月分です。この家賃に管理費と共益費は含まれません。もし多く計算されているようであれば、指摘してください。また、契約成立時に請求となりますので、部屋の仮押さえとして請求されても、支払う必要はありません。
・害虫駆除、ハウスクリーニング、鍵交換費用
これらは、入居時もしくは退去時に請求されることがあります。害虫駆除などもし不要であれば断れないか確認しておきます。また、入居時に支払ったのに、退去時にも請求される、といった悪質なケースも。契約時の資料は必ず保管しておきましょうね。
家具・家電を安く抑えるポイント
家具・家電は二人のこだわりが大きく反映されるもの。
しかし、一度「実は無くても大丈夫なのでは?」と考えてみてください。
トースターは、電子レンジのオーブン機能や魚焼きグリル、フライパンでも代用できます。
アイロンや扇風機など、実は去年使わなかったな、という家電もありませんか?
最近ではテレビの代わりにタブレットやプロジェクターで生活しているカップルも増えています。
ぜひ二人の価値観を話し合ってみてください。
また、家電は型落ち品やセール時期を狙うのもポイントです。
新商品の発売時やボーナス前、家電量販店の決算前はお安く家電をゲットできるチャンスです。
冷蔵庫は7~8月、洗濯機は5~7月というように、家電によって新商品の発売時期は異なるので、「家電名+買い時」で検索してみてくださいね。
引っ越しの費用を安く抑えるポイント
できるだけ引越費用を安く抑えるためには、月末を外して「月の上旬から中旬の平日」を選んだり、搬出・搬入の時間を指定しない「フリー便」を利用したり、一般的に人気の日時を避けて引越し会社が空いている時に予約することです。
また、長距離を移動する場合は、複数の引っ越し荷物を一緒に運ぶ混載便を利用するのがおすすめです。
いくつかの引越し会社に見積を取り、初回見積の価格が安い会社に「最安で引っ越すためにはどうしたらいいのか」相談してみてくだい。
引越し日程をある程度調整できるのであれば、大幅に節約することができます。
生活費を安く抑えるポイント
二人の生活費を安く抑えるにはたくさんの方法がありますが、まずは固定費を見直してみましょう。
- 電気、ガスは自分で好きな会社を選ぶことが出来ます。Web上で簡単に見積を行うこともできますので、一度チェックしてみましょう。
- スマートフォンやWi-Fi料金などの通信費を「高いな」と思いながら支払っていませんか?格安スマホへ乗り換えることで、毎月の支払いを数千円抑えることができます。
- 二人で暮らし始めるにあたり、保険の内容も見直してみましょう。不要な保険だと思ったら解約するというのも一つの選択肢です。
食費や日用品費を抑えると、毎日の生活の楽しみが少なくなり節約が続かない、という可能性があります。
目に見えない固定費から確実に抑えていくことで、確実に支出を抑えていくことができますよ。
契約を変えるのは少し面倒かもしれませんが、一度トライしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
いま、あなたがぼんやりとした費用面での不安を抱えていても、金額やステップがハッキリすることで、自分だけではなく相手にもしっかり考えてもらえる良い機会になります。
決して安くはない費用の準備や細々とした準備も、二人で話し合い楽しみながら取り組めると、より同棲が待ち遠しくなりますね。
二人のライフスタイルや住む地域によって、費用は人それぞれです。
この記事を参考に、自分たちの「いる・いらない」を考えてみてくださいね。
しっかり費用も準備して、楽しい同棲生活をスタートさせましょう!